爆熱巨神バクファイガー
第22話
撃鉄オリロボシナリオ。ソラに散る華。最終決戦兵器であるバクファイガーを敵の本陣に突き刺すための決死行が展開。これまで仲間を強化してこなかったツケが祟って、凶悪な難易度を味わわされました。何度も何度もやり直した結果、敗北感に塗れつつもヘンゼルトさんらを強化。だいぶ楽になったものの、少しでも気を抜く――というか、SPによる回復を怠るとゲームオーバーになる恐怖。クリアの鍵となったのは、ランク3まで上げたヘンゼルトさんのMAPWかな。だいぶ助けられました。そして、なんとイベント戦闘でアグナムさんが昇天。多分。今度こそ。しつこさという、まさにその一点にのみ個性が集約されたキャラだったような気がしたりしなかったり。
次回決戦!?
第23話
最終決戦。疑似スクロール演出が鮮烈な、勇壮にして悲愴なるラストバトル。ラスボスは凶悪な強さだけど、今回は天恵の加護のおかげでSPの使いどころを誤らなければ苦戦はしない筈――だけどそれはランク7のバクファイガーだったからで、そうでなかった場合はそれでもかなりぎりぎりの状況となるような?
SPは熱血、気合、鉄壁。余ったら根性をかけてHPを回復させて最大攻撃を叩きこむ。自分の場合はこれでどうにかなった。気合だけかけて、気力差で押し切れるか実験したところ、こちらは失敗。甘くない。
さて突入前にお偉いさんにブチ切れてた主人公だが、果たして戦後の決着をつけられるのか否か……!
最終話
戦後の流れが明らかに。なるほど主人公は公開処刑の時までに十分な根回しをしていたということなのでしょうね。結末に用意されたサプライズ。多くを語らないトウシと、全体にクールで余韻のあるエピローグでした。
■重箱の隅
・千密な考証 → 緻密
・これはおまけのほうですが、
ファイトゥム「余世の顔見忘れたとは言わせんぞ!」 → 「世」は要らないのかも?
全24話。これだけの長編を、ここまで高いレベルで維持できて、尚且つ完結にまで持って行けたシナリオが幾つあるか? 数えるほどしかない筈です。もはやそれだけで脱帽なんですが、全体を通して設定された、辛口の戦闘バランスたるや、毎回毎回、いい意味で苦汁を飲ませていただきました。変な日本語になった。
また物語の後半、演出がどんどこ高いレベルになっていくのと比例して、キャラのドラマが乾いていく感じは、仲間や恋人を失っていく主人公のそれと歩調を合わせているかのようで、何とも奇妙な感覚だったなあと。ほかに敵側のベルネはもうちょいトウシと絡んでもよかったなーとか、アグナムしつこいなーとか、個人的な感想もあるにはありましたが、最後に明かされた仕掛けからすると、そういうのは省かれてしかるべきだったのかと納得してみたり。
プレイの間隔こそ空いてしまいましたが、ようやくエンディングを迎えることができ、この物語を自分のフォルダに収められます。完結万歳。面白かったです。
最終話までのプレイ、ありがとうございました。最終話までの感想を確認したことがあんまりないのでとてもうれしいです。
返信削除完結まで2年くらいかかり、そして今はもう完結から2年くらい経ってしまいました。
時が経つのはやいなぁとかなんとか。
>ベルネ
自分の趣味に忠実な感じにしたら歳の差のせいで絡みが…
>アグナム
死神探偵スズキに登場したキリトがライバルなのに印象が薄いと言われたことがあったので、こいつに関しては厭というほど出してみました。ちょっとくどすぎたかもしれません。
改めて感想ありがとうございました。
ヒガタ様:
返信削除コメントありがとうございます。今頃になって言うのもアレなのですが、完結おつかれさまでした。一つ物語を完結させるのは、侍が人を一人斬るに等しい経験値を得るとどこかの誰かが言ってました。ヒガタさんの高い演出力と創作への熱意は、私を含め、多くの書き手が羨望し、また目標としていると思います。いま現在取り組んでいる篠田シリーズの新作とこれからの活動にも期待しつつ、生活と創作のバランスを上手く取って歩んでゆかれることを願っています。
ではでは。