2015年2月18日水曜日

花鳥風月02/15・昼~準決勝

□松本崇寿vs中川達彦
トーナメントを振り返ってみれば、キツイ相手とばかり対戦したなあという印象の強かった松本選手。マスクマンでカポエラムーブが売りのHAMATANI選手からして、総合格闘技の下地がありそうな感じでしたし、準決勝の相手である中川選手は、隠すことすらしないストレートな空手家です。タックルに入りたい松本選手と、その間合いから追い出さんとするかのごとく、蹴りと突きで攻めたてる中川選手。

芯を外して効かせないようにしていたのかもしれませんが、これまた結構な打撃をもらっていた松本選手は、ダウンも奪われ苦しい展開。

ストライカーからしてみれば、タックルへの対処はまず重点的に練習してくるところで、またグラップラーとしても、入りさえすればイージーモードになるとはいえ、一歩間違えれば被弾して形勢逆転というのは、過去に何度も見てきた光景で、なかなか飛び込んでいけるものではありません。月闘ルールはグラウンドの打撃は無しにしていますから、パウンド有りのルールと比べれば、一か八かで冒険に出ることの踏ん切りはつけやすいかもですが。個人的な意見ですが、柔道やレスリングの選手に間口を広げ、怪我や後遺症といった諸々を考慮しても、月闘のグラウンド時の打撃無しは賛成です。
で、タックルに入れないならどうするか。松本選手が選択したのは引き込んでの関節技でした。

「タックルを切る技術」は昨今、広く知られ、打撃を得意とする格闘家なら必修項目のようになっていますが、その一方で、不意にこの引き込み技を仕掛けられると、あっさりとハマッてしまうことが多いような気がしたりしなかったり。膝十字は辛くも逃れるも、引き込んでからの腕十字に捕まり、中川選手ついにタップ。

□篠宮敏久vs五代目ブラックタイガー
再び登場ブラックタイガー選手。対するはテクニシャンの篠宮選手。篠宮選手の経歴は全く知りませんが、格闘家というよりは普通のお兄さんといった容貌で、からだもシュッとしている。だのにリング上では妙な凄味があるという、とても魅力のある選手ですね。ブラックタイガー選手は今回も場違い上等でプロレスを貫いていました。

体重差を利して攻め込んだり、寝技にちょっと付き合ったり。しかし決着は、堂々とルール違反の金的を敢行し、反則負け。なんつーか、篠宮選手としては納得いかないでしょうが、これはもう、しようがないとしか!

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