2015年2月17日火曜日

花鳥風月02/15・昼

東京都北区を中心に活動する「シアタープロレス花鳥風月」今年二回目の興行に足を運んだ。
前回同様昼夜にわたる二部構成。まさしくシアターの名にふさわしく、マチネとソワレですね。
会場は王子神谷駅からちょっと歩いた住宅地の中に、ひっそりと居を構える小劇場。ぱっと見て、コーナーポストからのダイブ技なんかは厳しそうに思えるほど天井が低い。前回の王子小劇場よりも窮屈なハコ。

昼の部は総合格闘家として名を馳せた勝村周一朗選手が代表の鎌倉花鳥風月による、通常のプロレスとは趣を異にする「月闘」と題された、格闘技に歩み寄ったルールでのトーナメントが行われました。前回からの大きな変更点は、相手の両肩をマットに着けて1カウントでフォール負けとしていたのが、3カウントになっていたことくらいかな。前回はこれであっさりと決まってしまい、やや拍子抜けだった感があったので歓迎。また、選手入場の後、勝村選手が江利川選手、真織練習生をリングに上げ、目で見て分かるようにルールの説明をされていましたが、これも良かったように思えました。ルール説明のペーパーを会場入りした際に配って、更にもう一押しというわけですから。
 
 
このトーナメント、出場選手は前回の実験マッチにも参加した松本選手、HAMATANI選手、篠宮選手に加え、北区で地元のプロレス団体にも積極的に参戦している空手家の中川達彦選手、たけむら光一選手が名を連ね、東京花鳥風月からは瓦井選手、初めて見るプロレスラー(?)の焙煎たがい選手、謎の五代目ブラックタイガー選手という、なかなかにそそるメンツが揃っていました。
トーナメント表での最注目カードは、技巧派のグラップラー篠宮選手とストライカーたけむら選手の対決です。期待していました。

サプライズとしては、花鳥風月と同じく王子を拠点とするプロレス団体HEAT-UPに所属する山本裕次郎選手と勝村選手の、このルールにおけるシングルマッチが組まれていたこと。
ああ、以前にHEAT-UPのリング上で、試合開始前のデモンストレーションとして、一般人からしたら驚異的な回数の腕立て伏せ、スクワットをこなしていた山本選手の闘う姿が、ついに見られるのかと。
――そして、試合開始!

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