〈0D2E0P〉○坂口征夫 vs エディ・フレンチ⚫︎〈1D0E0P〉
4分35秒 K.O
※右ハイキック
今大会唯一の外国人選手登場。試合前、トモダチ! と握手を求めるも、坂口選手に拒否られてしまいます。このスタイル、しかも坂口選手を相手にどこまでやれるのかな? とか思ってましたが、蓋を開けてみれば、優勢に試合を進めたのはエディ選手でした。パワーだけでなく、いわゆる総合格闘技の基本的なセオリーとは異なるアプローチからのテクニックを披露し、結構きわどいところまで追いつめたように見えました。坂口選手も試合後は健闘を讃えるほどでしたから、やはり感じるところはあったのではないかと。
▼第六試合 10分一本勝負 3ロストポイント
〈0D0E0P〉○スーパータイガー vs 特攻のシバター⚫︎〈1D0E0P〉
1分30秒 レフェリーストップ
開始直後、猛然とダッシュして飛びつき、フロントネックロックの体勢に入ったシバター選手でしたが、これを抜けられてしまうと、後はもうスーパータイガー選手の独壇場。ミドルキックをこれでもかとくらわせ、ストップに至らせました。試合後のシバター選手、相当苦しそうに退場していきましたが、肋骨とか大丈夫だったのかな?
▼第七試合 10分一本勝負 3ロストポイント
〈0D1E0P〉○原学 vs 岩本煌史⚫︎〈2D1E0P〉
7分58秒 TKO
※3ロストポイント
先日のHEAT-UPでも見かけた両選手の対決。格上の原選手相手に、若手の岩本選手、かなり奮闘しました。打撃で攻めたてられはしましたが、負けじと豪快な投げ技を見せ、エスケープポイントを奪います。ただ、二度目は返され、そのまま決着。
▼セミファイナル グラップリングタッグマッチ 15分一本勝負
○佐藤光留&HARASHIMA vs 川村亮⚫︎&KEI山宮
12分13秒 ヒールホールド
佐藤選手、一つ一つの技の精度が違いますね。この日の選手のなかでは抜群のモノがありました。試合では山宮選手がHARASHIMA選手にくらわせたローリングクレイドルが強く印象に残ってます。かつての全日本プロレス中継でしか見たことのなかった技をこんなところで! ごつんごつんと頭を何度も打ち付けられるかわりに、双方目が回るという諸刃の剣な技なのですが、すごく盛り上がりましたね。普段のスタイルとはかけ離れたルールでの試合だったと思うのですが、HARASHIMA選手は随分と楽しんでファイトしてるなーと思ってました。佐藤選手がヒールホールドで勝った後なんか、笑顔を振りまきっぱなしでしたね。
▼メインイベント 15分一本勝負 5ロストポイント
〈0D3E0P〉○長井満也 vs 冨宅飛駆⚫︎〈1D1E0P〉
2015年にこの二人がメインで試合をする姿を目撃できるとは。UWFブーム直撃のオッサン世代にとっては感慨深いものがありました。二人とも、齢は取りましたがまだ動けますね。
私はもうそれだけで十分でしたが、影響下にない若い人たちの目にはどう映ったかは何とも言えず。
プロレスラーは強くあるべき、という考えのもと、勝村選手が中心となり昨年よりスタートした「月闘」にしてもそうですが、強さ・技術を問われる場が存在する意義の一つに、リング上で想定外の局面に遭遇した時に、己と相手を守り、事故を減らせるだけの対応力を養える、というものがあるのではと考えます。楽しく激しいプロレスは、見ていてとても満足し、幸福な気持ちで家路に着ける素晴らしいものですが、それと並行して、ハードヒットのようなリングに上がるだけの力量も、プロレスラーなら見せてもらいたいなーと、欲張りなことを思ってしまうわけです。
0 件のコメント:
コメントを投稿